おとめ座(乙女座)
乙女座は晩春から初夏にかけて、南の空に見える星座です。
黄道12星座の第6座にあたります。
全天で2番目に大きい星座として古くから重要視されてきました。
星座を構成する星は、1等星のスピカを除けばあまり目立たない星ばかりですが、白銀の輝きを放つスピカはまさに乙女というのにふさわしい、清純な印象を与えます。
この乙女は大神ゼウスと法の女神テミスの娘である正義の女神アストライア(星空)の姿といわれていますが、ほかにもゼウスの兄弟で冥界の王ハデスの妻ペルセポネーとする説もあります。
星図では、その姿は翼の生えた乙女の姿で描かれ、1等星スピカのある左手に麦の穂を持っています。
スピカとはラテン語で「穀物」の意味をあらわしているので、これは乙女座を豊穣の女神デメテルの娘であるペルセポネーと見るにふさわしいといえるでしょう。
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■よく見える季節:春。6月上旬
■20時南中の時期:6月7日
■12宮名:処女宮
■12宮での区分:8月23日~9月23日
■13星座での区分:9月16日~10月29日
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この記事は、
「星空の神々-全店88星座の神話・伝承」
を活用しています。