やぎ座(山羊座)

 

 山羊座は初秋のころ、南の空に見える逆三角形型の星座です。
 黄道12星座の第10座にあたり、極めて古くから尊重されてきました。
 星座を構成する星はあまり明るくはなく、どちらかというと寂しい感じの星座です。
 この星座に最初に山羊の名を与えたのは天文学発祥の地であるとされるカルデア地方(現在のイラク、ユーフラテス川付近)の人々といわれています。
 当時は冬至点が山羊座にあり(現在は歳差運動により射手座に移っている)、南まで下がりきった太陽が再び北へ戻っていくのを岩山を昇る山羊になぞらえたのだといわれています。
 星図では普通、山羊座は普通の山羊ではなく、下半身が魚という非常にユーモラスな姿で描かれています。
 これはやぎ座の神話が関連していて、ギリシア神話には珍しくユーモアのあふれる神話です。
 
 星の並びが餃子に似ていることから日本のある地方では「ぎょうざ座」などと呼ばれています(ウソです)。

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■よく見える季節:秋。9月申旬
■20時南申の時期:9月30日
■12宮名:塵掲宮
■12宮での区分:12月22日~1月20日
■13星座での区分:1月19日~2月15日

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この記事は、

「星空の神々-全店88星座の神話・伝承」

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