みすがめ座(水瓶座)

 みずがめ座は秋、南の中天に昇る星座です。
 黄道12星座の第11座にあたります。


 みずがめ座は逆さにした水瓶を捧げ持つ少年の姿として描かれています。水瓶からはとめどなく水があふれていて、これがみずがめ座のすぐ下にあるみなみのうお座の口に流れ込んでいます。


 星として見るとそれほど明るい星はなく、むしろ近くにあるみなみのうお座の1等星フォーマルハウトやわし座の1等星アルタイルなどが目立ってしまうため、見分けるのは困難かもしれません。


 古代バビロニアでは、太陽がこの星座の位置する場所を通るころに雨期を迎えたため、星座としては重要視されてきました。
 また、みずがめ座の付近にはやぎ座、いるか座、くじら座うお座みなみのうお座、エリダヌス座、おうし座など、水や海に関係する星座が多く集まっているため、古代の人々は空のこのあたりを「海」と見ていたと思われます。

 

 神話においてはみずがめ座は神々の侍童、美少年ガニュメーデスとするのが一般的です。また、もうひとつの伝説、プロメーテウスの子デウカリオーンの話もあります。

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■よく見える季節:秋。10月下旬
■20時南中の時期:10月22日
■12宮名:宝瓶宮
■12宮での区分:1月21日~2月18日
■13星座での区分:2月16日~3月10日

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この記事は、

「星空の神々-全店88星座の神話・伝承」

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