おひつじ(牡羊)座

 おひつじ座は、秋から冬に季節が移ろうとしているとき、夜空の一角に姿を現す星座です。

 黄道12星座の第1座にあたります。

 

 星座としてはやや小さく、見た目もあまりぱっとしない地味な星座ですが、約2000年前にはこの星座の中に春分点がありました。

 そのため黄道12星座の筆頭として古来より重要視されてきました。

 現在は地球の歳差運動により、春分点うお座に移っています。

 

 星座の形は片仮名の「レ」を横にしたような形に星が並んでいます。

この「レ」の返しの部分を振り返っている牡羊の頭と見て、星図でも駆けながら振り返る牡羊の姿そのものとして描かれています。

 

 神話では、この羊はボイオーティアの王アタマースの2人の子ども、プリクソスとヘレーを救うため、大神ゼウスが遺わした金色の羊といわれています。

 

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この記事は、

「星空の神々-全店88星座の神話・伝承」

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