てんびん座(天秤座)

天秤座は初夏のころ、南の空に見られる星座であす。
黄道12星座の第7座にあたります。


天秤座は3等星以下の星しかなく、乙女座と敷座にはさまれた位置にあるため、かつては大神ゼウスと法の女神テミスの娘、正義の女神アストライア(乙女座を参照)の持つ正邪を量る天秤だとも、あるいは敷座のハサミだともいわれていました。


天秤座として独立したのは紀元前1世紀ごろといわれていますが、その後もしばらく敷座と同一視される過渡期があったそうです。


当時は天秤座に秋分点があったために(現在は歳差運動により乙女座に移っています)昼夜の長さを等しく量る天秤の名と形が与えられたのではないかと推測されています。
農民にとって種蒔きの時期を知る、大切な星座だったのです。


神話には、アストライアの伝説があります。

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■よく見える季節:夏。7月上旬
■20時南中の時期:7月6日
■12宮名:天秤宮
■12宮での区分:9月24日~10月23日
■13星座での区分:10月30日~11月22日

 

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この記事は、

「星空の神々-全店88星座の神話・伝承」

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